今年一番の驚きの出来事
この越喜来(おきらい)の出来事が、凄かった。
まだ、肌寒い3月頃。
岩手県の大船渡に路上演奏をしに行こう!と、思い立ち旅に出ました。
せめて、寝床だけでも確保!ということで、、大船渡にゲストハウスをwebで発見。
それが、大関さんのゲストハウスでした。
僕が、「ギターを背をって行きます!土地に歌います!」
と、大関さんに伝えたら、、
人がいないのでいいのであれば、盛駅から三陸鉄道に乗って5つ目の三陸駅に行ってやってみたら?
と、ご提案いただきました。
これが、のちに起きる奇跡の出会いに。
大船渡の中で、越喜来(三陸駅)は津波で人がたくさん亡くなった所だそうです。
駅に降り立ち、人がいないのと同時に、うねりのような風の悲鳴。
自販機の明かり以外は真っ暗。
星明かりを頼りに、少し進むと下り坂になっており、急に砂利道の道路工事エリアになる。
おそらく、この辺りまで津波が、、、
僕は、呆然としながら、駅前に戻り、怖さを押さえながら演奏をしました。
すると、不思議な声が聞こえます。
子どもたちのハミングのような。
勝手な先入観で、、もうここには誰も住んでないんだなー。と、思っていたら、、、
駅前の家から人が、、車で出かけるじゃないっすか!
え!と、思いながらも、演奏を続けてると、すぐに戻ってきて、じっと、車の中から見てる。
ご挨拶したほうがいいのかな?
怒ってるのかな?夜中だしなー。
車を置いて、こっちに歩いてくる。
ごめんなサーーイ!もうしません!
何か、言っている!
でも、なまっているから、わからないwww
怒っているのか?
いや、、違う、、聴いてくれている。
その人が、わいちさんである!w
なんだか、電話で人を呼んでる、、しばらくして刈谷さんが来て、寒いのに3曲くらいか、、聴いてくれて。
「もうさみーから、中さ入っで、お茶でも飲め」
そう言うと、わいちさんは僕を家に入れてくれたんです。
家には、奥さんの月江さんがいて、田舎のじいちゃん家に遊びに来たかのようで、、、お茶を飲みながら、暖かい気持ちになっていました。
しばらくすると、大関さんから電話が。
「今どこ?」
「わいちさんちです」
「やっぱりw今いくね」
そんな感じで、大関さんと合流。
無事に、ゲストハウスに戻れる事となった
、、実は大関さんの計算通りで、僕みたいなのが路上やっていたら、わいちさんは面白がって、ほっとかないと思って、僕を越喜来に放ったんだって。
その夜、潮目とポプラの木を見に行き、感動して曲まで書いてしまった。
大関さんと、ワカメを食いながら朝方まで語り合い、翌朝、盛駅で春ちゃんと少し話して、帰路についたのだけど、、、
なんと、わいちさんから後日、越喜来芸術祭に演奏しにおいで!と、お誘いが来て、本当に嬉しかった。
新しい故郷ができただけでなく、越喜来で様々な人と出会い、語らい、今年最高の思い出になったのは間違いない!
そのおかげで先日は、埼玉の志木にある「越喜来や」にて、再開した人や新たに出会った人と楽しく飲んだし。
集まったしね!
なんだか、予想以上な旅の出会いに、暖かい人たちや、かっこいい人たちと、また来年も越喜来で集まり奏でる事となりそうです。
ホールワンマン当日は、客席にいる越喜来で出会ったみんなを紹介しますね!
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